asis-tobe

考える基本

問題定義と課題設定をする

はじめに

問題と課題の違いを理解していない、という方は

問題と課題の違いを理解する」 をはじめに一読お願いしたい。

問題定義と課題設定のやり方

流れから説明すると、次の 1. から 4. を順に実施することである。

    1. ひたすら理想を描く
    1. 現状を把握する
    1. 問題定義する
    1. 課題設定する

流れと共に、次の図が頭に思い浮かぶようになってほしい。

asis-tobe

具体的な例として「自己研鑽をすること」を題材に話を進めていく。

1. ひたすら理想を描く

asis-tobe-ideal

「どうなっていたら、満足だと言える状態なのか」
をひたすらに思い描く。

自己研鑽の理想を
「1か月に 3 冊の本を読む習慣をつける」 としてみよう。

2. 現状を把握する

asis-tobe-current-state

理想を描けた一方で、現状はどうなっているかを把握する。
まずは、身の回りの事実を一覧化してみる。

  • 読書時間は平日・休日ともに 0時間 である
  • 平日帰宅後は、娯楽の時間に使っている
  • 休日も、一日中ネットサーフィンをしている

3. 問題定義する

asis-tobe-problem

理想と現状の間に差が存在している ことが分かるはずだ。
その差が「問題」だ。

本題はここから。
生まれた差・問題が具体的に何なのか、言葉で表現することが問題定義だ。

理想
・1か月に 3 冊の本を読む習慣をつける

現状
・読書時間は平日・休日ともに 0時間 である
・平日帰宅後は、娯楽の時間に使っている
・休日も、一日中ネットサーフィンをしている

これを前に、次の2つが具体的な問題だと言える。

  • 問題1. 読書の習慣が出来ていない
  • 問題2. 読書以外に時間を浪費している

4. 課題設定する

asis-tobe-task

考えるべきことは2つである。

  • 何をすれば、問題を克服できるか
  • つまり、何をすれば現状と理想の差をなくせるか

難しいテクニックはいらない。
「無理のない範囲で・具体的な対策を挙げる」だけでよい。

例えば、次のような対策が挙げられる。

  • 対策1. 平日・休日問わず1日2時間は読書をする
    • 1 か月 約 60時間は確保できる
  • 対策2. 1 冊 20 時間の速さで読み終えられるようにする
    • 1 か月 約 60時間なので、それを冊数 3 で割った時間である
  • 対策3. 読書以外の余暇時間は、1日1時間に抑える
    • 休憩もしないと続かないから

ここで挙げた対策を課題と読みかえれば、課題設定はできたことになる。

  • 課題1. 平日・休日問わず1日2時間は読書をする
  • 課題2. 1 冊 20 時間の速さで読み終えられるようにする
  • 課題3. 読書以外の余暇時間は、1日1時間に抑える

留意点1. 理想は制約なく、具体的に

理想を描くときは、次の2点が守られている必要がある。

  • 制約を設けないこと
  • 具体性があること

制約とは、実現を邪魔するもの、である。
一例を出すと「読書をするための本が手元には無い」だ。

理想を描く時、制約は一切考えない。
ひたすら、どうなっていたいか、それだけを思い描く。

もう一つは、具体性があること。
一番やりやすい具体性は数値化である。次が例に挙げられる。

  • 毎日 21 時から実施する
  • 1週間に3回は取り組む
  • 来月の 20日までには完了させる
  • 遅くとも 3 日以内には完了させる
  • 1冊あたりにかける時間は 20 時間まで

留意点2. 課題をすべて解決したら、問題解決舌と言えること

課題が全て解決されるとは、問題が無くなる = 理想の状態になる、である。

もし課題全てを解決しても問題が解決しない場合
課題が不足している。何の課題が不足しているか、考えてみてほしい。

まとめ

問題設定と課題設定は以下の 1. - 4. の順序で行われていること

    1. ひたすら理想を描く
    1. 現状を把握する
    1. 問題定義する
    1. 課題設定する

その他「考える」為に必要な基本を
答えを出すためにに考える」に一覧化しているので、そちらを参照してほしい。

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