think-reason-appendix

考える基本

現象と原因を混同しない

この記事は「原因探索をするには」の補足に位置づけられる記事である。
上述記事が未読の方は、初めに一読お願いしたい。

現象を原因のように扱わない

例えば「なぜこのミスが起きたか、原因を知りたい」と考えているとしよう。
次のような「現象」を頭に描いてないだろうか。

  • 「依頼をよく理解していなかった」
  • 「対応方法が分からず時間を浪費していた」
  • 「締切直前に焦っていた」

もっともらしい「原因」のように見える。
しかし、これは「現象」である。

現象とは「何が起きたか」「何があったか」を示すものである。
「どうしてそうなったか」の原因ではない。

言い換えると、そこから具体的な対策が打てなければ
それは原因ではない。単なる現象である。

現象と原因の関係を理解する

現象と原因は、次の関係にある。

  • まず現象が先にある
  • 現象から原因を探していく

なので、次の手順から「現象をもとに原因を探る」ことにする。

    1. 現象(何が起きたか)だけを一覧化する
    1. 現象から「なぜ」で掘り下げて原因を探る

1. 現象(何が起きたか)だけを一覧化する

例えば「なぜこのミスが起きたか、原因を知りたい」の
現象 (何があったか)が次の3つだったとしよう。

  • 「依頼をよく理解していなかった」
  • 「対応方法が分からず時間を浪費していた」
  • 「締切直前に焦っていた」

2. 現象から「なぜ」でを繰り返して原因を探る

上記の現象をもとに、なぜ、を原因を探し当てる。

  • 「依頼をよく理解していなかったから」
    • なぜを繰り返す
  • 「対応方法が分からず時間を浪費していたから」
    • なぜを繰り返す
  • 「締切直前に焦っていたから」
    • なぜを繰り返す

現象をもとにして、原因を探る

もう一度繰り返すと

  • 現象が先にあり
  • そこから原因を探る

なので

  • 現象(何が起きたか)だけを一覧化する
  • 現象から「なぜ」で掘り下げて原因を探る

現象と原因を混同してはいけない。

まとめ

  • 現象と原因を混同しない
  • 現象は「何があったか」「何が起きたか」である
  • 原因は「なぜそうなったか」である
  • もしそれが原因だと言い切れるならば
    • そこから具体的な対策を打てるか、を考える
    • 対策を打てないならば、それは単なる現象である
  • 現象から原因を探ること
    • まずは現象だけを一覧化する
    • 一覧化した現象から各々「なぜ」で原因を探る

その他「考える」為に必要な基本を
答えを出すためにに考える」に一覧化しているので、そちらを参照してほしい。

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