think-reason

考える基本

「なぜ」で本当の原因を探る

目に見えるものは原因ではない

あなたは急遽、顧客への提案資料を作成することになったとしよう。
期日は本日中。
どうやら担当する人が決まっておらず、自分に声がかかったようだ。

急かされながらも資料を作り上げたあなたは、
上司へ内容に不備がないかを確認してもらった。

5点の誤字脱字があることに、上司は気づいた。
上司は聴いてくる「誤字脱字があるね、なぜ気づけなかったのだ」

大半は「不注意だったから」と答えるだろう。

それは、本当の原因 ではない。

本当の原因は「探らなければ」いけない

不注意が誤字脱字の原因と 言い切ってよいだろうか

誤字脱字が起きるまでの状況を、思い出してほしい。

  • 締め切りがギリギリだった
  • 急かされて焦っていた事も確かだ
  • そもそも担当者が不在だった

よく見てみれば、本当の原因は別のところにありそうだ
ということに気づいてほしい。

なぜ、で探し当てる

どのように本当の原因を探し当てるか。

それは 「なぜ」を納得いくところまで繰り返すこと である。

今回の、誤字脱字が起きた原因を探る場合、を例にとろう。

  • 不注意で提案資料作成にて誤字脱字を起こした
  • なぜ、不注意が起きたのか
  • 締切がギリギリで、気持ちが焦っていた
  • なぜ、締切がギリギリだったのか
  • 担当者がおらず、急遽自分がやることになったから
  • なぜ、担当者がいなかったのか
  • チーム会議の作業計画時に宙に浮いたままになっていたから
  • なぜ、作業計画で宙に浮いたままになっていたのか
  • 後で担当を決めよう、とチームで話していて結局決めずに時間が流れたから

「後で担当を決めようと安易に仕事を進めたから」にたどり着いた。

どうやら、本当の原因は
「不注意」ではなく「チーム全体の仕事の進め方」のようだ。

目に見えたものは表面的である

最初に目に見えたもの「不注意だったから」は表面的だ。
原因と言い切るには早すぎる。
本当の原因を探るには「なぜ」で探っていく必要がある。

まとめ

  • 原因を探るときは、なぜ、を繰り返す
  • 目に見えたものは表面的なものであり、本当の原因ではない

その他「考える」為に必要な基本を
答えを出すためにに考える」に一覧化しているので、そちらを参照してほしい。

think-evidence裏付けから、確証を得る前のページ

現象と原因を混同しない次のページthink-reason-appendix

関連記事

  1. problem-task

    考える基本

    問題と課題の違いを理解する

    問題と課題問題は、理想が満たされていない状態のこと課題は、問題を…

  2. think-evidence

    考える基本

    裏付けから、確証を得る

    「それ、本当に正しいですか」上司・契約先・顧客にこう言われて、次の…

  3. think-reason-appendix

    考える基本

    現象と原因を混同しない

    この記事は「原因探索をするには」の補足に位置づけられる記事である。上…

  4. think-continue

    考える基本

    考えることを諦めない

    考えることを諦める時今自分が考えることを諦めているか どうか。2 …

  5. think-number

    考える基本

    数字を味方にする

    曖昧な表現は余計な思考を生む今月は先月よりも、より多くの売上を出す…

  6. think-organize

    考える基本

    考えを整理する

    手段と目的は混同されがちMECEやロジックツリーなど、いわゆるロジカ…

PAGE TOP