think-number

考える基本

数字を味方にする

曖昧な表現は余計な思考を生む

  • 今月は先月よりも、より多くの売上を出す
  • 次に出す製品は、初回出荷時の不具合混入率を徹底的に少なくする
  • これから先は、たくさん本を読む習慣をつけていたい

こういった曖昧な表現を使って
目標設定・課題設定をすることがあるかもしれない。
もしその時には、この質問を投げかけてみてほしい。

  • 「何を基準に、問題ない・達成したと言えるのか」
  • 「他の人と達成基準が同じと言い切れるか」

数字が無いと、達成基準が分からない

例えば、上 3 つの表現に関して

  • より多くの売上
  • 不具合率を徹底的に少なく
  • たくさん本を読む

これらは、何ができたら 達成したといえるだろうか。

具体性が無い。つまり、基準がない。
何を基準にすべきか。
誰しもが把握できる数字という基準である。

人によって基準がバラバラ

もう一つ、同じ3つの表現に関して

  • より多くの売上
  • 不具合率を徹底的に少なく
  • たくさん本を読む

これらを 100人に伝えて、
100 人 誰とでも同じ達成基準を持っている と言い切れるだろうか。

「より多くの売上」一つにしても
次のように人によって基準がバラバラである。

  • 3,000 万円多く、と考える人
  • 100万円多く、と考える人、
  • 先月に比べて 2 倍、と考える人

このバラバラを無くすためのブレない基準、数字が必要である。

数字に置き換える

繰り返しになるが、もう一度 3 つの例を数字化してみよう。

数字化する前は

  • 今月は先月よりも、より多くの売上を出す
  • 次に出す製品は、初回出荷時の不具合混入率を徹底的に少なくする
  • これから先は、たくさん本を読む習慣をつけていたい

数字化した後は

  • 今月は先月の 1.1 倍、つまり 1,100 万円の売上を出す
  • 次に出す製品は、初回出荷時の不具合混入率を 0.01% 以内にする
  • 3か月後には、本を 1か月に 3 冊読む習慣をつけていたい

数字化した後の方が、数字化する前に比べて達成基準は明確になり、
他人と共通の基準を持てるようになったはずだ。

また「具体的にどうすればよいのか」という考え方も
数字化の前後では変わってくるはずだ。

まとめ

  • 数字を味方につける
  • 数字を使って「基準」を設ける
  • 「基準」は、主に以下の 2 つである
    • 達成基準
    • 他人と認識を合わせる為の共通基準

その他「考える」為に必要な基本を
答えを出すためにに考える」に一覧化しているので、そちらを参照してほしい。

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